EPTとは「European Poker Tour」の略で、世界3大ポーカー大会のひとつです。
欧州各地で開催されるEPTには、世界中のポーカープレイヤーが集まって最高の栄誉を目指しています。
日本からも多数の参加者がいますが、日本人の優勝者はまだ出ていないため、優勝を手にできれば一躍日本中で話題になることでしょう。
この記事では、EPTの歴史と大会の仕組み、賞金の内容を分かりやすくご紹介します。
EPTに参加する方法も紹介していますので、ぜひチャレンジしてみてください。
EPT(ヨーロッパポーカーツアー)の魅力とは?

EPTとはヨーロッパで行われるポーカーの大会で、世界中のプレイヤーが参加します。
EPTの魅力は、以下の3つです。
- ヨーロッパ各地で開催されるポーカーの祭典
- 約5,000ユーロの参加費で、誰でも挑戦できる
- 賞金総額は20億円以上になることもある
ヨーロッパ各地で開催されるポーカーの祭典
2004年から始まったEPTは、もともとはWPT(ワールド・ポーカー・ツアー)の派生大会でした。
2025年現在ではテレビやネットで放送されるほど人気があります。
WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)、WPTと並ぶ世界3大ポーカー大会のひとつに成長しました。
EPTに挑む日本人プレイヤーはまだ少ないですが、世界的に注目されるポーカーの大会です。
約5,000ユーロの参加費で、誰でも挑戦できる
EPTのメインイベントには、大会によりますが5,000ユーロ前後の参加費が必要です。1ユーロ=160円とすると、日本円で約80万円になります。
高額な参加費ではありますが、参加費を払えば誰でも参加できるのもEPTの魅力のひとつです。
「参加費が高すぎる・・・」と思う方は、オンラインカジノの「PokerStar」やポーカーの大会で予選に挑んでみましょう。EPTの出場権を獲得できるチャンスがあります。
賞金は2億円以上になることもある
EPTの賞金は驚くほど高額です。例えば、2025年にスペインのバルセロナで行われたファイナルテーブルの結果は以下の通りです。
順位 | 氏名 | 国 | 獲得資金 |
---|---|---|---|
1位 | Thomas Eychenne | フランス | 1,217,175ユーロ |
2位 | Stefan Ionita | ルーマニア | 1,117,175ユーロ |
3位 | Umberto Zaffagnini | イタリア | 641,200ユーロ |
1位は優勝賞金1,217,175ユーロ(2025年のレートで約2億円)に加えスポンサー契約を手にしました。
このように、EPTは一瞬で大富豪になれる可能性がある大会といえます。
EPTの開催地・日程・賞金情報|2025シーズン

毎年、EPTはヨーロッパの様々な都市で開催されます。2025シーズンのEPTの開催地・日程・賞金情報は以下の通りです。
どの会場でも メインイベント(バイイン €5,300) を中心に、ミステリーバウンティ(€3,000)、スーパー・ハイローラー(€50,000) などが組まれています。
開催都市 | 日程 | Main優勝賞金 |
---|---|---|
Monte‑Carlo(モンテカルロ) | 4月30日〜5月10日 | €1,000,000 |
Barcelona(バルセロナ) | 8月18日〜8月31日 | €1,217,175 |
Malta(マルタ) | 10月1日〜10月12日 | ー |
Prague(プラハ) | 12月3日〜12月14日 | ー |
※ EPT Paris(パリ)は当初予定されていましたが、2025年はキャンセルとなりました。
EPTに参加するにはどうすればいいの?

EPTに参加する方法として、以下3つについて解説します。
- EPTの参加方法
- EPTの参加費の支払い方法
- EPTの参加に必要な書類と手続き
EPTの参加方法
EPTに参加するには、以下のいずれかの資格が必要です。
- ポーカースターズでオンライン予選を勝ち抜く
- ポーカースターズでポイントを貯めて参加権を獲得する
- EPTの会場で直接参加費を支払う
- EPTのパートナーイベント(FPS,ESPT,EUREKAなど)で参加権を獲得する
ポーカースターズでオンライン予選を勝ち抜く
EPTのオンライン予選は、ポーカースターズで開催されています。参加費は数百円から数万円まで様々です。
予選を勝ち抜けば、EPTの参加権に加えて旅費・宿泊費も含まれたパッケージを獲得できます。
オンライン予選は、EPTの開催地に応じて異なる時間帯や通貨で行われますので、注意してください。
ポーカースターズでポイントを貯めて参加権を獲得する
ポーカースターズのVIPプログラムに参加してポーカーをプレイすると、VIPポイントが貯まります。
VIPポイントは、EPTの参加権や、EPTの参加権をかけたサテライトトーナメントの参加券と交換できます。
EPTの会場で直接参加費を支払う
現金やクレジットカードで参加費を直接支払うことで可能です。
登録カウンターで現金・クレジットカードでの支払いはできません。カジノのキャッシャーでチップを購入してから登録カウンターに向かいましょう。
EPTのパートナーイベントで参加権を獲得する
以下の3大会では、EPTのメインイベントやサイドイベントの参加権を獲得できる場合があります。
- FPS(フランスポーカーシリーズ)
- ESPT(スペインポーカーツアー)
- EUREKA(ヨーロッパポーカーツアー)
EPTに参加するメリットとデメリット

EPTに参加するメリットとデメリットは、以下の通りです 。
EPTに参加するメリット3選
①ポーカーの腕を磨ける
EPTは、世界のトッププレイヤーが集まる高レベルな大会です。EPTに参加すれば、自分の強みや弱みを知ることができ、ポーカーのレベルアップにつながります。
②世界のトッププレイヤーと対戦できる
EPTには、ポーカーの世界チャンピオンや有名なプロプレイヤーなどが多数参加します。
トッププレイヤーのプレイスタイルや思考を観察できるため、ポーカーのファンとしても、大きな魅力となります。
③大きな賞金を獲得できる
EPTのメインイベントの賞金は、数百万ユーロにもなります。EPTには一攫千金のチャンスがあるため、ポーカーのプレイヤーとしても、夢を叶えることができます。
EPTに参加するデメリット3選
①参加費用や旅費が高い
EPTのメインイベントの参加費は、5,000ユーロから10,000ユーロほどです。また、EPTの開催地はヨーロッパの様々な都市であり、日本からの移動には、航空券や宿泊費などがかかります。
②強い競争相手とのプレッシャー
EPTに参加すると、強い競争相手とのプレッシャーに直面します。EPTは、世界のトッププレイヤーが集まる高レベルな大会です。
緊張やストレスが大きくかかる反面、自分のポーカーの腕が試されるいい機会とも言えるでしょう。
③移動ストレスで本来の力を発揮できない可能性も
飛行機移動や海外での滞在に慣れている方であれば問題ありませんが、現地への移動のみで約20時間かかります。
その上、慣れない環境で約2週間程生活を送らなければならないため、目に見えない疲労とストレスで本来の持ち味を十分生かせない可能性があります。
EPT参加に向けたスキルアップ

ヨーロッパの多くの国では、オンラインポーカーが合法的に楽しまれており、EPTの開催地でも普段からオンラインを通じて経験を積むプレイヤーが多くいます。
日本からEPTを目指す方も、普段からポーカーアプリを使って腕を磨いておくことは大きな助けになります。
特にアプリでは短時間で多くのハンドをこなせるため、実戦経験を効率的に積むことが可能です。
「どんなアプリから始めればいい?」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。

EPT(ヨーロッパポーカーツアー)のまとめ
この記事では、世界3大ポーカー大会であるEPTの全容について徹底解説しました。
EPTはヨーロッパ圏で開催されることから、参加費用以外の負担が非常に大きい点を考慮する必要があります。
EPT以外にも様々なポーカーの大会が行われているため、ご自身の予算やメリットなどを踏まえて参加の検討をすることが大切です。