- 「ロイヤルストレートフラッシュの組み合わせが知りたい」
- 「ロイヤルストレートフラッシュが出る確率が知りたい」
- 「ロイヤルストレートフラッシュの注意点が知りたい」
上記のように考えている方は、この記事がおすすめです。
ロイヤルストレートフラッシュは、一部を除き最も強い役として君臨しているため、1度は完成させてみたいと願った事があるでしょう。
一方で、具体的な組み合わせや出る確率、注意点などが気になる方も多いと思います。
そのため、この記事では「ロイヤルストレートフラッシュの強さから注意点」まで、詳しく解説するためぜひ参考にしてください。
- 一般的なルール上では最も強い役
- ロイヤルフラッシュとも呼ぶ
- 統一するスート(マーク)は関係ない
- 狙って出せる役ではない
- ファイブカードには勝てない
ロイヤルストレートフラッシュとは?強さや組み合わせは?
ロイヤルストレートフラッシュとは、基本的なポーカールールの中で最も強い役です。
数字を順に並べたストレート、スート(マーク)を揃えたフラッシュを足したストレートフラッシュを、さらに特定条件下で完成させると成立します。
ロイヤルフラッシュと呼ばれるケースもありますが、いずれにしろ一度は完成させてみたいロマンある役ですね。
実際のゲームの中では中々狙えませんが、もしショーダウン(残ったプレイヤーで手札を公開して勝負)時に見せれば、他プレイヤーは騒然とするでしょう。
ここからは、そんなロイヤルストレートフラッシュを以下に沿って解説します。
まずは概要を理解して、自身のプレイに活かせるかを検討しましょう。
ロイヤルストレートフラッシュの強さ
ロイヤルストレートフラッシュは、基本的なルールであれば、最も強い役です。
5枚のカードを使って完成させるフルハウスやストレート、フラッシュやストレートフラッシュよりも強いため、完成すれば必ず勝利できます。
一方で、あまりに強い役なため、仮に完成した場合は相手にフォールド(ゲームから降りる)させないよう、上手く立ち回る必要があるでしょう。
また、ワイルドカード(主にジョーカー)を使用するワイルドポーカーの場合、最強の役はロイヤルストレートフラッシュではありません。
同じ数字のカード4枚にワイルドカード1枚を揃えば、ファイブカードが最強です。
このように、一部ルールではロイヤルストレートフラッシュよりも強い役があります。
そのため、ロイヤルストレートフラッシュに限らず、ゲームを始める前に役の序列は必ず確認しておくと良いでしょう。
ロイヤルストレートフラッシュの組み合わせ
ロイヤルストレートフラッシュは、5枚のカードを同じスート(マーク)で統一し、なおかつ数字を10~Aで揃えると成立します。
例えば、「♥の10」「♥のJ」「♥のQ」「♥のK」「♥のA」が揃うと、ロイヤルストレートフラッシュです。
統一するスートに指定はないため、手札やコミュニティカード(共通カード)の中から、完成する可能性の高いものを選べば良いでしょう。
そのため、ロイヤルストレートフラッシュには、「♥」「♦」「♠」「♧」の4パターンがある訳ですね。
ちなみに、日本式のルールではスートにも強さの序列がありますが、国際ルールでは関係ありません。
ルールや地域によりロイヤルストレートフラッシュの扱いは多少異なりますが、基本的には統一スートは自由で、10~Aの数字を連ならせれば問題ないでしょう。
ストレートフラッシュとの違い
ロイヤルストレートフラッシュとストレートフラッシュは、同じスート(マーク)で数字を連続させる意味では違いはありません。
しかし、ロイヤルストレートフラッシュは、連続させる数字が10~Aと指定があります。
例えば、「♥の10」「♥のJ」「♥のQ」「♥のK」「♥のA」が揃うと、ロイヤルストレートフラッシュです。
一方で、「♥の2」「♥の3」「♥の4」「♥の5」「♥の6」の場合は、ストレートフラッシュ扱いとなります。
ストレートフラッシュの時点で非常にレアかつ強力な役ですが、さらに厳しい条件で揃えると、ロイヤルストレートフラッシュに昇華させられるのです。
統一するスートは関係ないため、あくまで連続させる数字だけ注目して、ロイヤルストレートフラッシュとストレートフラッシュを使い分けましょう。
ロイヤルストレートフラッシュが出る確率は?
ロイヤルストレートフラッシュは、非常に厳しい成立条件なため、現実的に狙って完成させるのは難しいです。
以下に、テキサスホールデムにおいて、各役がどれくらいの確率で完成するのかをまとめました。
ターン時(コミュニティカードが4枚公開された状態)と、リバー時(コミュニティカードが5枚公開された状態)での確率、それぞれ比較してみましょう。
役名 | ターン時での確率 | リバー時での確率 |
---|---|---|
ロイヤルストレートフラッシュ | 0.00015% | 0.0032% |
ストレートフラッシュ | 0.0013% | 0.027% |
フォーカード | 0.024% | 0.16% |
フルハウス | 0.14% | 2.6% |
フラッシュ | 0.19% | 3.25% |
ストレート | 0.39% | 4.42% |
スリーカード | 2.11% | 4.83% |
ツーペア | 4.75% | 23.5% |
ワンペア | 32.43% | 48.74% |
ノーペア | 50.11% | 17.41% |
上記の通り、ロイヤルストレートフラッシュはターン時で0.00015%、リバー時であっても0.0032%と完成する確率は非常に低いです。
比較的揃いやすい上位役、フルハウスの確率と比較すると差は歴然でしょう。
そのため勝利を目指す場合、ロイヤルストレートフラッシュは積極的に狙わず、たまたま狙えるシチュエーションになった際に、意識する程度が良いでしょう。
初心者はロイヤルストレートフラッシュを狙うべき?
結論から言うと、初心者に限らずロイヤルストレートフラッシュは、狙うべきではありません。
ここまで解説した通り、ロイヤルストレートフラッシュが出る確率は非常に低いため、狙って出せる役ではないです。
無理やりロイヤルストレートフラッシュを狙いにいくと、大抵の場合は中途半端な手札となり、ノーペアで勝負する事となります。
確かにロイヤルストレートフラッシュは、基本的に最強の役であり、1度は揃えてみたいロマンはあるでしょう。
しかし、あくまで目的を勝利にするのであれば、ロイヤルストレートフラッシュを完成させて勝つビジョンはおすすめできません。
ポーカーは、ツーペアやスリーカードでもなど、比較的揃いやすい役でも勝利できます。
どうしても上位役で勝ちたい場合は、まだ揃う可能性のあるストレートやフラッシュ、フルハウスまでを狙うと良いでしょう。
ロイヤルストレートフラッシュで勝てる役
ロイヤルストレートフラッシュは、基本的なルール上では最も強い役なため、以下の全ての役に勝利できます。
- ノーペア
- ワンペア
- ツーペア
- スリーカード
- ストレート
- フラッシュ
- フルハウス
- フォーカード
- ストレートフラッシュ
そのため、出る確率は低いですが、ロイヤルストレートフラッシュが完成した場合は、いかに相手をショーダウン(残ったプレイヤーが手札を公開して勝負)まで持ち込ませるかが重要です。
積極的なアクションよりは、ブラフ(嘘)やチェック(様子を見る)を混ぜながら、相手のチップを最大限引き出す冷静な判断が必要です。
まさにポーカーフェイスが求められ、適切なアクションでショーダウンまで持ち込む、プレイヤーの力量が試されるでしょう。
ロイヤルストレートフラッシュよりも強い役
ロイヤルストレートフラッシュは、一般的なルールにおいては最強の役です。
そのため、ショーダウン(残ったプレイヤーが手札を公開して勝負)にさえ持ち込められれば、必ず勝てます。
一方で、ワイルドカード(主にジョーカー)を使うワイルドポーカーでは、ロイヤルストレートフラッシュが最強ではありません。
同じ数字のカード4枚と、ワイルド~カード1枚を加えた、ファイブカードが最も強い役となります。
つまり、ロイヤルストレートフラッシュを揃えても、「♥の5」「♥の5」「♥の5」「♥の5」に「ジョーカー」を加えた、ワイルドカードには勝てません。
ロイヤルストレートフラッシュをファイブカードで返されるケースは、滅多にありません。
しかし、ルールによってはロイヤルストレートフラッシュよりも強い役がある点は、予め理解しておくべきでしょう。
ロイヤルストレートフラッシュ同士だと勝敗はどうなる?
ロイヤルストレートフラッシュ同士の勝負は、現実的には考えられないものの、理論上はあり得ます。
仮に、ロイヤルストレートフラッシュ同士で勝負となった場合は、チョップ(引き分け)です。
日本式ルールではスート(マーク)の強さで勝敗を決めるケースがありますが、国際ルールではスートは関係ありません。
同じ役同士の場合、本来は構成する数字の強さで勝負しますが、ロイヤルストレートフラッシュは、構成カードが10~Aと決まっています。
そのため、基本的にはロイヤルストレートフラッシュ同士の対決は、チョップとなり配当は山分けとして処理されるでしょう。
ロイヤルストレートフラッシュの注意点
ロイヤルストレートフラッシュは、非常に強力な役ですが、扱うにあたりいくつか注意点があります。
最強だからこその弱点、注意点を理解して、適切にロイヤルストレートフラッシュを使いこなしましょう。
狙って出せる役ではない
ロイヤルストレートフラッシュは、揃えばほぼ確実に勝利できますが、完成する確率は圧倒的に低いです。
コミュニティカードが4枚公開された状態であるターン時で0.00015%、コミュニティカードが5枚公開された状態であるリバー時で0.0032%です。
つまり、普通にプレイしていてロイヤルストレートフラッシュが揃うことは、まずありません。
狙ってロイヤルストレートフラッシュを揃えに行くと、ノーペアやワンペア程度で終わるケースが多いため、無理に狙いにいかないよう気を付けましょう。
チップを稼げるケースはあまりない
ロイヤルストレートフラッシュは、誰しもが知る役です。
そのため、相手にロイヤルストレートフラッシュが揃っていると勘づかれた場合、基本的にはフォールド(ゲームから降りる)されて、チップを稼げません。
特にテキサスホールデムなど、コミュニティカード(共通カード)を多用して完成させている場合、相手に役が読まれやすくなり、フォールドされやすいです。
そのため、ロイヤルストレートフラッシュが仮に揃った場合は、いかに相手に勘づかせず、ショーダウン(残ったプレイヤーが手札を公開して勝負)まで持ち込むかが重要となります。
ポーカーフェイスやブラフ(嘘)、ポットコントロールなど様々な戦術がなければ、あまりチップを稼げない点は予め理解しておきましょう。
ファイブカードの存在を忘れない
基本的なルールであれば、ロイヤルストレートフラッシュは最強の役です。
しかし、ワイルドカード(主にジョーカー9を使った、ワイルドポーカーの場合はファイブカードが最も強い役となります。
ファイブカードとは、同じ数字のカード4枚にワイルドカードを足した役ですね。
そのため、ロイヤルストレートフラッシュを揃えてショーダウン(残ったプレイヤーが手札を公開して勝負)したとしても、ファイルカードを出されたら負けます。
つまり、必ず勝てると過信して大量にベットしていた場合、一気に形勢逆転されてしまうリスクがあるのです。
やや特殊なシチュエーションですが、ルールによってはロイヤルストレートフラッシュで勝てないケースがある点は、予め理解しておきましょう。
ロイヤルストレートフラッシュに関するよくある質問
- ロイヤルストレートフラッシュを出せば必ず勝てる?
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ロイヤルストレートフラッシュは、基本的なルールであれば最も強い役です。しかし、ワイルドカード(主にジョーカー)を使う場合は、ファイブカードが最も強い役となるため、ロイヤルストレートフラッシュでは勝てません。
- ロイヤルストレートフラッシュでは、どのスート(マーク)を揃えれば良いの?
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ロイヤルストレートフラッシュは、スートの種類により強さは変わりません。そのため、狙えるスートを揃えると良いです。
- ロイヤルストレートフラッシュはとロイヤルフラッシュは違うの?
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どちらも同じ意味合いです。どちらで呼称してもプレイヤーに意味は伝わるでしょう。